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沖新の海苔、語らせて!!

食べ比べ海苔シリーズ第2弾の
熊本県産沖新漁協・初浮特等の海苔!


まず手にした時に思うのが、「きれいな色だな~」ということ。

熊本県産の海苔って色艶がいいものがもともと多く、仕事柄たくさん海苔を見ていますが、こちら本当に美しい。
ぜひ明るいところで透かして見てみてください。
ちょっと感動します。

そして口に運ぶと、じんわりとした旨味が広がります。
パリパリとした食感をしばらく楽しんだあとに、口の中で海苔が溶けていきます。

まさに陰と陽。




毎度、海苔の試食で思うのが、
この見事なコントラストを有している海苔はそうそうない、ということ。

そして沖新・初浮特等の海苔は北浦・初○○一B等あなあき焼きのりのように
一口目から「旨味です!!」と言ってきません。

それぞれによいところがあります。

ゆっくりと穏やかに口に広がります。
そして海苔自体は口の中で消えるのですが、この旨味が余韻として残ってくれます。
すぐに飲み物で流すなんてもったいない!!
しばらく楽しみたい。

海苔には旨味成分が3つ入っているのは有名な話ですが、(詳しくはこちら「海苔を食べるべき3つの理由」
この旨味成分に勝てる食材もなかなかないんじゃないでしょうか。
たとえば朝食にパンとベーコンエッグ、サラダなどの典型的な洋食を用意しても、
その前に海苔を食べたら「あ、やっぱりパン・・・でなくてご飯にしようかな、え?お味噌汁ある?じゃあそれも・・・」となります。(実話)

そのくらい海苔は負けません。
私は美味しい食べ物には旨味が大事だと常々思っているのですが、
この海苔一枚に昆布・カツオ・椎茸の3種類の旨味が入っていますから、ね?


個人的な話で恐縮ですが、私は洋食大好きっ子。洋食の華やかなビジュアルが大好きなんです。毎日食べたいイタリアン!
ですが、自分で作った茶色いご飯でも、海苔を筆頭にお味噌汁や、納豆、醤油味の何らかを食べるが最後「うまい!うまい!」と、どっかの誰かさんよろしく叫んでいます。
そう、日本人のDNAには抗えない。
私たち日本人が欲する旨味を全て網羅した海苔には、そう簡単に抗えないんだ、ということです。多分。


続いて、こちらの海苔についている等級ですが、「初浮特」等です。
漁業さまによって意味合いが違うので、(ありすぎて覚えられん)ここで全ての等級について説明は省きますが、

①初→初摘み
②浮→浮流し法によって育った海苔
③特→一番グレードの高い海苔。品質、色沢、香味全てにおいて優良

まず、

①初→初摘みについて

初摘みはこちらでも説明しておりますが、簡単にいうと、その年一番最初に採取した海苔。


海苔でイメージしにくい場合は、お茶などの一番茶を想像されるとわかりやすいでしょうか。
海苔も植物なので刈り取っても何度かまた生えてきます。
何度も刈ると植物も、負けないように、芽が固くなります。
なので、初摘み(一番摘み、一番海苔ともいう)は、一番繊維が柔らかい海苔です。
繊維も新鮮なので、味もよく、海苔好きさんには初摘みを断然オススメします。
初摘み海苔は東海苔店の大好物です!

②浮→浮流し法によって育った海苔

浮き流し法とは、海苔の養殖方法の一つです。
海の中に海苔の芽を浸け、潮の流れを利用して海苔の育成を促す方法です。
一般的に浮流し方式で育つ海苔は、わりとたくましく育つ印象です。
ほどよい厚みがあるので、食べ応えがあったり、お米に巻いても海苔の水分に対し踏ん張りがきく(すぐに海苔がしなっとなりにくい)、など使いやすい海苔ということです。
なんですが。
本当に固い海苔はいつまでも口の中に残ったり、噛み切れなかったりなどします。
(そのために穴あけパンチ?なるものがありますよね)
しかし、さすが「沖新初浮特等」!!
食べ応えもありつつ、パリパリで口どけも本当によく、まさにオールラウンダー!

上から沖新・北浦・あなあきの並びです。厚み、色艶などそれぞれの良さがあります。

③特→一番グレードの高い海苔。品質・色沢・香味全てにおいて優良


九州では真っ黒な海苔が好まれるのですが、その中でも「特」がつくのですから色艶はお墨付きです。
味よし、見た目よし、香りよし、と三拍子揃った海苔!
美味しいものが食べたい自分へのご褒美にも、大切な方への贈り物にも最適です。

総じて優等生であるこの熊本県沖新漁協初浮特等。
熊本県産らしいとってもおすすめの海苔です!