全ての海苔マニア、知らなければ損!!等級のナゾ!!

突然ですが、みなさまが食べている海苔に、グレードがあるのはご存知ですか?
味も違うし、食感も、香りも違うし・・・。
でも、買う時に表記がない限り、わかりませんよね。

ここでは、有明海を例にとってみます。
実はこんなに沢山あるのですよ!
| 等級名 | 海苔の状態 |
|---|---|
| 〇等級 | 繊維の収縮により穴があいたもの。 |
| 大〇等級 | 〇等級より穴が大きいもの。 |
| 縮等級 | 塩気を多く含み(通称「しかみ」)、焼くと表面がデコボコしている。 |
| くもり等級 | 縮等級より塩気が軽微なもの。 |
| 黒等級 | くもり等級より塩気が軽微なもの。 |
| 別等級 | 「ベツグサ」と呼ばれる藻が混入したもの。 |
| C等級 | 珪藻が混入したもの。 |
| A等級 | 源藻が病気にかかり、著しく色落ちしたもの。 |
| 重等級 | 1枚あたり3.5g以上あるもの。(※基準は3g。) |
| 軽等級 | 1枚あたり2.7g以下のもの。 |
| 破等級 | 源藻の加工の際に、一定枚数が破れているもの。 |
| B等級 | 破れ、縮みなどの混入率が、上記の各等級より少ないもの。 |
| エビ等級 | 海苔にエビが混入したもの。 |
| 混等級 | アオサが混入したもの。 |
| 飛等級 | 混等級より軽微なもの。 |
更に!
海苔の色ツヤ、風味なども吟味され、検査員により段階的に決められます。
上位より、
優等
特等
上一等
一等
上二等
二等
上三等
三等
上四等
四等
上五等
五等
六等
七等
(上からランクが高い順です。)
と、あります。
なので、海苔は、状態・グレードにより、かなり細かく分けられます。
その上で、今回ご用意した海苔についてですが、
| 佐賀県諸富漁協産 | 壱ク上一等級 |
| 壱→初摘み | |
| ク→くもり等級 | |
| 上一→上一等 | |
| 福岡県有明漁協産 | 黒優①等級 |
| 黒→黒等級 | |
| 優→優等 | |
| ①→初摘み | |
| 香川県瀬戸漁協産 | 初1B等級 |
| 初→初摘み | |
| 1→一等 | |
| B→くもり等級 |
と、こんな感じです。 お気づきかと思いますが、「B等級」の意味が
佐賀、福岡と香川では、全く異なるのです。
もはや、暗号ですね☆
さらにいえば・・・
たとえば熊本県では、漁協ごとのブランドがあり、 煌、富士、浅、輝、神輿来、寿、暁などなど・・・の等級があります。
各漁協によって本当に色々なので、
詳しく知りたい方は、海苔屋に直接聞くのが一番です!
他店で購入された海苔でも、わかる範囲でお答えさせて頂きます!

なんとな~~~~~くでもわかってもらえたでしょうか・・・!?
産地によって等級の付け方が違うのも興味深いですよね。
店主が買い付けから帰ると、「これが〇〇等級で、これが~・・・」
といつも食べ比べをしていますが、味も香りも食感も全然違う!すごく楽しい作業なんです!!
なんとかしてその時の雰囲気をシェア出来たらな~・・・の気持ちから今回の商品を作りました。
少しでも楽しんでいただけると東海苔店一同、大変うれしく思います。


